VALORANT大学対抗戦(仮称)
- 2022年12月18日(日) 01:50 JST
デジタルスタジオでの初のFPSの試合となり、様々な課題が明らかになったイベントとなった。
対戦チームが横並び…
対戦する2チーム10名が10代のゲーミングPCに着いて横並びになるのはビジュアル的に非常に格好が良い。
地方の施設でゲーミングPC10台が横並びでFPS対戦を行う…なかなか魅力的な施設だと思う。
デジタルスタジオ内は、LEDライトが装飾されているためイケてる風に映るが、実は課題が山積だと考えていてその課題が次のとおり。
- スタジオはせっかくのガラス張りだが客席から室内を見ると、モニターの背板が目立ち選手の顔が見えない。
- 横並びでFPSをするとゴースティングというか、相手のVC(ボイスチェット;指示の声かけのやり取り)が筒抜けになってしまう問題。
モニターの背板が強調されてしまい、これは改善方法を検討しなければいけない。
敵チームのVCが聞こえてしまう問題は、部屋の中に大きめのBGMも流すことやイヤーオーバー型のヘッドセットを利用することである程度の改善は可能である。ある程度というのは、これだけの近い距離のため、とくに隣り合っている中央の2選手のマイクが相手チームの指示を拾わないかと言われると…非常に疑義が残る環境ではある。
プロチームを呼ぶイベントや今後もっと競技性が高まっていくまでに何かしらの手を打つ必要はある課題だと思う。
ちなみに、デュエル形式のゲーム(ストⅤやぷよぷよ等)の場合はこのVCダダモレ問題は発生しない。ただ、その用途に限定するのであれば10台のPCが並ぶ意味がないので非常に悩ましいと思う。
なお、デジタルスタジオ自体は私の管理している施設ではないので、環境に関する最終決定権は無い。
しかしながら、県の施設としての期待はあるので上手く継続的な実施に結び付けていきたいと思う。
VALORANTは、選択されたマップにより戦略性が大きく異なり、他のFPSタイトルと比べてチーム内でのVCが勝敗を決める大きな因子である。
ゲームは教育か?というような質問を受けることがあるが、自然発生的にどうすれば良いか?相手チームに対して有利な状況をいかに取っていくか?等は、最適解を求められる総合的な学力に通じるものがあると思う。